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通変星と十二運星の違いが、どうしても混ざってしまう人へ

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四柱推命を学んでいると、通変星と十二運星の区別で一度はつまずくと思います。私も長いあいだ、この二つが同じものに見えていました。

頭では分かっているんです。通変星はその人の才能、十二運星はエネルギーの状態。言葉で並べれば、ちゃんと別のことを言っている。それでも、いざ命式を読み始めると混ざる。

学ぶうちに、なぜ混ざるのかと、どう分けて読めばいいのかが、自分の中で整理できました。今回はその話を書きます。

目次

なぜ、頭で分かっているのに混ざるのか

私の場合、原因は二つありました。

ひとつは、資料の書き方です。通変星も十二運星も、その星を説明するときは「こういう人」という人物描写で書かれています。指している軸は違うのに、文の形が同じ「こういう人」なので、読んでいる側は同じ種類の情報に見えてしまう。私は、その文面をそのまま受け取っていました。

もうひとつは、私自身の読む姿勢です。命式を前にすると、つい「この人の良さは何だろう」「どう活かせるだろう」という、良いところ探しの目で読んでしまう。するとどうなるかというと、本当は才能ではない部分まで、才能に見えてくるんです。十二運星の説明に出てくる魅力的な言葉が、全部その人の才能リストに並んでしまう。

つまり私は、二種類の才能を数えているような状態でした。混ざって当然だったんです。

分けるための、二つの問い

整理できたきっかけは、それぞれの星に「別の問い」を当てるようにしたことでした。

  • 通変星に問うのは → 何の才能か、どんなタイプか。(その人の中身)
  • 十二運星に問うのは → どんな勢いか、どの段階か。(エネルギーの状態)

通変星は「何を持っているか」。十二運星は「それを今、どんな勢いで出しているか」。問いが違うと分かると、同じ「こういう人」という説明文でも、どっちの軸の話なのかを仕分けられるようになりました。

十二運星を「環境」という言葉で覚えている人も多いと思います。私もそうでした。でも「環境」だと思うと、かえって掴みにくいことがあります。本題は行動の傾向やエネルギーの質の方で、どんな環境が合うかは、その結果として後から出てくるものでした。だから最初に問うのは「どんな勢い・段階か」の方が、私には分かりやすかったです。

声にたとえると

この二つの違いは、歌声にたとえると分かりやすいかもしれません。

通変星は「どんな声か」です。 よく通る声、しっとり聴かせる声、太くて存在感のある声。これはその人が持っている声質そのもので、その人の中身です。

十二運星は「その声を、今どんなふうに出している時期か」です。 同じ声でも、張り上げてぶつけるように歌う勢いの時期もあれば、抑えて言葉を聴かせる成熟した時期もあります。ロックを歌っている時期と、バラードを歌っている時期、と言ってもいいかもしれません。

ここで大事なのは、ロックの時期とバラードの時期に、優劣はないということです。勢いよくぶつける時期が未熟で、抑えて聴かせる時期が上等、という話ではありません。ただ、今どっちの出し方をしているか、というだけ。十二運星も同じで、強そうな名前の星が偉くて、静かな名前の星が劣っている、ということはありません。

声質(何を持っているか)と、その出し方の時期(どんな勢いか)。この二つは、混ざりようがないくらい別のものです。命式でこの二つが混ざりそうになったら、私は「これは声質の話か、出し方の話か」と自分に聞くようにしています。

「矛盾している」に見えるときが、いちばん面白い

この分け方をすると、いちばん詰まりやすいパターンが、いちばん面白く読めるようになります。

たとえば、才能の方は「コツコツ堅実に積み上げるタイプ」で、勢いの方は「華やかで、前へ前へ進む段階」だったとします。並べると、正反対に見えます。堅実なのに、勢いがある。どっちなの、と混乱します。私も、こういう組み合わせでいちばん手が止まっていました。

でも二つの問いで分けると、矛盾ではなくなります。堅実に積み上げるという才能を持った人が、華やかで勢いのある場面に置かれると、どうなるか。 その場では、堅実さや誠実さがかえって際立ちます。勢いで動く人が多い場所でこそ、「この人は信用できる」という立ち位置が生まれる。

才能と勢いが逆を向いているからこそ、その才能がいちばん輝く。正反対に見えた組み合わせが、実は最強の噛み合わせだった、ということが起きます。矛盾に見えていたのは、二つを同じ軸で読もうとしていたからでした。

正直に書くと、今でも一瞬は迷います

こうやって整理して書いていますが、私は今でも、命式を前にすると一瞬「どっちも才能に見えてしまう」ことがあります。ここは正直に書いておきます。

ただ、迷いの中身は変わりました。以前は、混ざったまま抜け出せませんでした。今は、迷っても「これは何の才能か」「どんな勢いか」と二つの問いに戻れば、たいてい仕分けられます。迷子になるのと、戻り道を持っているのとでは、同じ「迷う」でもだいぶ違います。

完璧に覚えることより、迷ったときに戻れる問いを持っておくこと。私にとっては、こっちの方が実際に役に立ちました。

この分け方が役に立つ人/別のやり方がいい人

役に立つと思う人

  • 通変星と十二運星が、どうしても同じものに見えてしまう人
  • それぞれの意味は覚えたのに、命式を読むと混ざってしまう人
  • 完璧な暗記より、迷ったときの立て直し方がほしい人

別のやり方がいいかもしれない人

  • 星ひとつずつの意味を、まず正確に網羅したい人(それは体系立ったテキストの方が向いています)
  • 強い星・弱い星で、人を順位づけして読みたい人(この読み方とは相性がよくないです)

学び始めるなら

私が四柱推命を学ぶきっかけになったのは、四柱推命協会の無料オンライン講座(ちょうどよい四柱推命講座)でした。

この記事に書いた「星に優劣をつけず、その人の才能がいちばん輝くところを見ていく」という姿勢も、もとをたどればこの講座で出てきた考え方です。当てにいくのではなく、その人の持ち味を見つける方向に重心があるのが、私には合っていました。

動画とメールで届く無料の講座なので、合わなければやめればいいくらいの距離感で始められます。

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通変星と十二運星が混ざってしまうのは、覚えが悪いからではありません。二つが、同じ「こういう人」という顔をして並んでいるからです。何の才能か、どんな勢いか。二つの問いに分けてみる。私にとっては、それが一番の戻り道でした。

※四柱推命そのものが初めて、という方は、まずこちらの記事から読むと入りやすいと思います。

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